3000坪の邸内の案内

 
 

 岡田家マップ

 
約3000坪の邸内の案内を致します。
下に邸内の地図を載せました。
 
 
 
まず大門です。
 
重厚な造りの大門です。
とても重く、開け閉めに力とコツが必要です。
 
 
 
①市村理髪店
 
明治4年ちょんまげ禁止の断髪例が出るのに伴い、この理髪店は開業しました。
以後、平成元年まで営業していました。
廃業後も建物や備品がそのまま残されており、全国的にも文化的価値が高いと評価され、平成29年、理容遺産に認定されました。木造平屋の建物や椅子、鏡、はさみなどはレトロな感じが魅力的です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
②南館
小さな門をくぐると南館です。
21代嘉右衛門は、実業家としても活躍しました。麻問屋や油絞り業、質屋、廻船業、貸店舗も多数所有していました。
南館には、商売をしていた名残の品々が展示してあります。
 
左の油絵は、昭和の初期に活躍した
清水登之の「薪を背負う女」です。
南館に展示してあります。
25代嘉右衛門の友人の妻が
清水登之の長女であった関係で
入手できました。とてもいい絵です。
 
 
 
 
 
 
  ③一号館
   岡田家のお宝が展示してあります。
   華麗な金屏風、例幣使をもてなした金絵
   巻のお道具、当家の鎧、刀など。
   ペリー来航時、幕府にお米千百俵献上
   した功績で将軍から賜った蝋燭立て
   は歴史的にも価値が高いものです。
   最後の文人と言われた富岡鉄斎が当家に
   逗留し描いた書画もあります。
   
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   
 
 
 
 
④二号館
 令和5年に修復が終わったばかりの
 ピカピカの蔵です。
 展示してあるのは、岡田家が所持していた
 火縄銃や弓、捕り物のための武具、手錠、
 古銭、鎧用の駕籠、火消装束、花嫁衣裳
 など。
 
 
 
 
 
 
 
⑤三号館
 残念ですが、修復中です。
 令和8年に修復が終わる予定です。
 coming soon!
  その時にはぜひご来館を!
 さらなるお宝が展示される予定です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
⑥岡田稲荷
 ご利益抜群の岡田稲荷です。
 岡田家を今まで守っていただき
 ありがとうございます。
 家内安全、商売繁盛を祈願なさると
 よろしいかと・・・。
 
 
 
 
 
⑦樹齢400年と言われる大欅です。
 栃木市指定の文化財となっています。
 この写真は冬の姿ですが、夏は青い葉を
 雄々しいまでに繁らします。
 (その代わり秋の落ち葉が大変です)
 
 
 
 
 
 
⑧代官屋敷
 岡田家の敷地内に、領主である畠山氏が
 行政機関である代官屋敷を設置しました。
 その当時の建物の一部です。
 
 
 
雪舟の弟子の筆による龍の襖絵は迫力があります。
 
 
 
 
 
⑨翁島別邸
 大門をくぐって本邸を離れます。
 2分ほど歩くと、22代が建てた隠居所
 に着きます。
 大正建築の粋を凝らした建物で有形文化財
 となっています。
  周囲を堀で巡らした島状の土地に、
 米寿を迎えた22代が住んでいたので、
「翁島」と呼ばれるようになりました。
 現在、見学と共に、映画やドラマの撮影や
 一般の方の結婚式の前撮りや七五三など
 イベントの写真に使われています。
 
 
 補修した門です。栃木市から「景観賞」を
 頂いております。
 
 
 
 残念ながら現在外壁を修復中ですが、
 中はご覧になれます。
 銘木をふんだんに使った建物の味わいは
 格別です。
 下の写真は工事前の翁島の外観です。
 
 
 
 お庭の散策も素敵。
 竹の小径です。フォトスポットです。
 
 
 
 
 
 
 欅の巨木からとれた継ぎ目のない一枚板の廊下です。
 幅3尺(約90cm)、縦3間半(約6m)です。
 どれだけの巨木であったか、驚きですね!
 
 
 
 浴室は唐笠天井です。
 湯気抜きができるようになっています。
 ここで黒木瞳主演の映画「sada」の撮影が
 行われました。
 
 
 二階の床の間です。普通より高くしつらえてある
 二階の窓の三方から富士山、筑波山、男体山が
 眺められたので「三山閣」と言われていました。
 
 
 
 
 
 邸内の案内はこれでおしまいです。
 最後までご覧になっていただいて
 ありがとうございました!
 ここで紹介できなかった見どころも
 いろいろありますので、ぜひ来館
 なさってください。